マスロック

2019年06月08日

ロックバンドKrakenがアンダーグラウンドラッパーを従えて初の(?)コスプレツアーを実施!


22年前に南米を旅行していた時のこと。
確かアルゼンチンだったと記憶しているが、私が乗っていたバスに、いかにもハードコア・パンクとかをやっていそうな、革ジャンを着てタトゥーの入った、いかつくてコワモテの男が乗車してきた。
絡まれたら嫌だなあと思いながら彼の様子を伺っていると、彼はおもむろにカバンの中から、ローマ字で"Otaku"と書かれた日本のアニメの絵が表紙の雑誌を取り出し、夢中になって読み始めた。
当時(今もかもしれないが)、日本ではアニメなどのオタクカルチャーは、ハードコア・パンクや不良文化とは真逆のイメージだったので、彼の好みの振れ幅の大きさに、ものすごく驚かされたものだ。
そういえば、ニューヨークのハードコア・バンドSick Of It Allが、インタビューで、自分たちがいかにドラゴンボールが好きか、どれだけドラゴンボールに衝撃を受け、夢中になったかを熱く語っているのを読んだのも同じ頃だったように思う。
硬派で激しいハードコア・パンクと、小学生のときに読んでいたマンガの印象がどうしても重ならなくて、やはり強烈な違和感を感じたものだった。

何が言いたいのかというと、アニメに代表される日本のオタクカルチャーは、じつは海外ではサブカルチャーのひとつとして、コアな音楽ジャンルと結びついて、面白い受容のされ方をしているのではないか、ということである。

さて、話をいつも通りインドに戻すと、今回の記事のタイトルは「ロックバンドKrakenがアンダーグラウンドラッパーを従えて初の(?)コスプレツアーを実施」というもの。
何を言っているのか、わけが分からないという方も多いのではないかと思う。

解説するとこういうことだ。
かつてこのブログでも紹介した、デリーを拠点に活動するマスロック/プログレッシブメタルバンドKrakenは、ジャパニーズ・カルチャーに大きな影響を受けたグループである。
彼らのファーストアルバム"Lush"では、複雑でテクニカルなロックサウンドに日本文化の影響をミックスしたユニークな世界観を披露しており、Rolling Stone India誌で2017年のベストアルバム第7位に選ばれるなど、音楽的にも高い評価を受けている。


そんな彼らがインド各都市で行う今回のツアーは「コスプレツアー」というかなりユニークなもの。
彼らのTwitter曰く、「初のミュージック&コスプレツアー!最高のパーティーを開くために、音楽ファンとコスプレファンに橋渡しをする!」とのことだそうだ。

こうした「コスプレライブツアー」が世界初なのかどうかは分からないが、もしコスプレ発祥の地であるここ日本で前例があったとしても、アニソン歌手とか、声優のコンサートなのではないかと思う。
Krakenの音楽は直接アニメと関連しているわけではなく、サウンドもプログレッシブかつマスロック的なもので、このコスプレライブがいったいどのような雰囲気になるのか、想像もつかない

しかも、今回彼らがツアーのサポートに起用したのは、ロックバンドではなく、ヒップホップアーティストのEnkoreとHanuMankind.
ラッパーのパフォーマンスにコスプレをした観客がいるというのはもはやシュールでさえある。
インディーシーンが発展途上のインドでは、異なるジャンルのアーティスト同士の共演も珍しくはないが、プログレッシブ・メタルとコスプレとヒップホップの融合と言われると、もう全然わけがわからない。
(ちなみに前回のKrakenのツアーのサポートは、このブログでも紹介したマスロックバンドのHaiku-Like Imagination. 音楽的にはかなり近いバンドだった)

サポートアクトの一人、Enkoreはムンバイのラッパーで、2018年に発表した"Bombay Soul"がRolling Stone Indiaの2018年ベストアルバムTop10に選ばれるなど、批評家からの評価も高いアーティストだ。

その音楽性は、昨今インドで流行しているGully Rap(インド版ストリートラップ)のような前のめりなリズムを強調したものではなく、メロウでジャジーな雰囲気のあるものだ。
(インド各地でこの傾向のアーティストは少しづつ増えてきており、代表的なところでは、ムンバイのTienas, バンガロールのSmokey the Ghost, ジャールカンドのTre Essなど。デリーの人気トラックメイカーSezのサウンドも同様の質感を強調していることがある)
彼のようなアンダーグラウンド・ヒップホップは、音楽的にはKrakenが演奏するプログレッシブ・メタルとは1ミリも重ならないように思えるが、ここにジャパニーズ・カルチャーからの影響という補助線を引くと、意外な共通点が見えてくる。
メロウで心地よいビートを特徴とするチルホップ/ローファイ・ヒップホップ(ローファイ・ビーツ)は、日本のトラックメーカーである故Nujabesが創始者とされている。
彼の楽曲は深夜アニメ『サムライ・チャンプルー』で大々的にフィーチャーされ、ケーブルテレビのアニメ専門チャンネルを通して世界中に広まった。
その影響もあって、今でもチルホップのミックス音源を動画サイトにアップしたときには日本のアニメ風の映像を合わせるのがひとつの様式美になっている。
例えばこんなふうに。 
意外なところで、ヒップホップはアニメカルチャーと繋がっているのだ。



そしてもう一方のサポートアクトであるHanuMankindがまた強烈だ。
ヒンドゥー教の猿の神ハヌマーンと人類を意味するhumankindを合わせたアーティスト名からして人を食っているが、彼のラップの世界感はさらに驚くべきもの。

メロウでローファイな質感のこの曲のタイトルは、なんと"Kamehameha". 
そう、我々にも馴染深いあの「ドラゴンボール」の「かめはめ波」である。 
ビートが入ってきた瞬間に、「孫悟空」という単語からフロウが始まり、続いてSuper Sasiyan(スーパーサイヤ人)という言葉も耳に入ってくるという衝撃的なリリック。
とはいえ彼のサウンドにはドラゴンボール的なヒロイズムや派手さではなく、あくまでチルなビートに乗せて「カメ!ハメ!ハ!」のコーラスが吐き出される。
いったいこれは何なのだ。 

さらにはこんな楽曲も。
その名も"Super Mario". トラックはそのまんまだ!
 
この曲も、リリックにはゲーム、ドラゴンボール、クリケットなどのヒップホップらしからぬネタが盛りだくさん。

"Samurai Jack"と名付けられたこの曲はジャジーなビートが心地よい。

ここでもリリックではギークっぽい単語とインドっぽい単語が共存している不思議な世界。これは、インドで実を結んだナードコア・ヒップホップのひとつの結晶という理解で良いのだろうか?

それにしても、KrakenとHanuMankindとEnkore、いくら日本のサブカルチャーという共通点があるとはいえ、そもそもプログレッシブ・メタルバンドがラッパー2人とツアーをするというところからして意外というか想像不能だし、しかもコスプレの要素も入ってくるとなると、もうなんだかわけがわからない。


わけがわからないとはいえ、まるで日本のバンドブームの初期のように、インディーミュージックシーン全体がジャンルにこだわらず盛り上がっている様子はなんだかとっても楽しそうだ。
そういえば、いまやインドNo.1ラッパーとなったDivineがインドの「ロックの首都」と言われている北東部メガラヤ州の州都シロンで行なったライブのサポートは地元のデスメタルバンドPlague Throatだった。
バンガロールでは先日ラッパーのBig Dealとやはりブルータル・デスメタルバンドのGutSlitのジョイントライブがあったばかりだ。
なんだかAnthraxがPublic Enemyと共演し、映画"Judgement Night"のサントラでオルタナティブロックとヒップホップのアーティストたちがコラボレーションした90年代前半のアメリカを思い起こさせるようでもある。 (古い例えで恐縮ですが)
特定のジャンルのファンではなく、インディーミュージック/オルタナティブミュージックのファンとしての連帯感が、インドには存在しているのだろうか。
この混沌とした熱気は、ジャンルが細分化されてしまった日本から見ると、正直少々
うらやましくもある。

以前行ったインタビューでは、Krakenのメンバーは日本のヒップホップにも影響を受けたことを公言しており、Nujabes、Ken the 390、Gomessらの名前をフェイバリットとして挙げている。
ギター/ヴォーカルのMoses Koul曰く、次のアルバムは前作"Lush"とは大きく異なり、ヒップホップの要素が大きいものになるとのことで、いったいどうなるのか今から非常に楽しみだ。

それにしても、インドの音楽シーンにおける「ジャパニーズ・カルチャー」の面白さは、いつも想像を超えてくる。
先日、「インドで生まれた日本音楽」J-Trapの紹介をしたときにも感じたことだが、もはや日本文化は日本だけのものではないのだ。
また、インドでのK-Popブームと比較すると、韓流カルチャーがポップカルチャー(大衆文化)として受容されているのに対して、日本のカルチャーはサブカルチャー(マニア文化)として受け入れられているというのも面白い。
(参考:「インドで盛り上がるK-Pop旋風!」

今後、日本で生まれた要素が、インドでどんな花を咲かせ、実を結ぶのだろうか。
ジャパニーズ・カルチャーをマサラの一つとして、全く新しいものがインドで生まれるってことに、ワクワクする気持ちを抑えられない。
これからも「インドの日本文化」紹介していきます!


(インドのコスプレ文化といえば、ムンバイなどの大都市だけでなく、北東部ナガランド州でも異常に盛り上がっているようだ。「特集ナガランドその3 ナガの地で花開く日本文化 ナガランドのオタク・カルチャー事情とは?」

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goshimasayama18 at 17:24|PermalinkComments(0)

2019年04月06日

インドのマスロックバンドHaiku-Like Imaginationの楽曲に日本人ギタリストが参加!

以前、「日本語の名前を持つインドのアーティスト特集」で紹介したバンガロールを拠点に活動するエクスペリメンタル・マスロック/ポストハードコアバンドのHaiku-Like Imaginationがデビュー曲となる"Hey, Dynamics!"をRolling Stone Indiaのウェブサイトで独占公開した。
「ワタシ?キモチヨウカイ?俳句のような想像力?日本語の名前を持つインドのアーティストたち!」
スクリーンショット 2019-04-06 10.40.54
http://rollingstoneindia.com/exclusive-stream-haiku-like-imaginations-hyper-playful-hey-dynamics/


(2019.4.13追記 Rolling Stone Indiaでの先行公開を経てYoutubeにも音源がアップされていたので貼り付けておく)

これは近日発売予定のフルアルバム"Eat, Lead, Motherbuzzer"からの先行シングルということになるらしい。

マスロック(math-rock:変拍子や変則的なリズムを特徴とするポストハードコアの一ジャンル)特有の鋭角的なサウンドと複雑な構成の楽曲だが、ヘヴィーでテクニカルなだけでなく、ツインリードのリフや急に飛び出すポップなコーラスが強烈な印象を残す素晴らしい仕上がりだ。
もう一つ聴き逃せないのが、この曲でギターソロを弾いているのが日本のプログレッシブ・メタルバンドCyclamenのギタリスト高尾真之だということだ。
4:15頃から始まる美しいトーンのソロに注目!

高尾氏に参加の経緯を聞いてみたところ、バンドのメンバーから直接依頼があったということのようだ。
Haiku-Like Imaginationのメンバーは日本のマスロックをかなり掘り下げ聴いており、日本でCyclamenのライブを見たこともあるというから相当なものだ。
以前からインスタグラムを通して高尾氏のギタープレイへのリアクションもあったという。

そういえば、以前Haiku-Like Imaginationというバンド名の由来を聞くために彼らにコンタクトしたとき、ギタリストのSuchethから日本のマスロック系フェスティバルであるBahamas Festを見に来日する予定だと聞いていた。(彼らの不思議なバンド名の由来はこの記事から)
どうやらCyclamenのライブもBahamas Festで見たようで、それが今回のギターソロの依頼につながった模様。 
それにしても、海外から日本のマスロック系フェスを見るために来日するって、彼らがアーティストとしてだけではなく、ファンとしてもかなりハードコアな姿勢でマスロックに入れ込んでいることが分かる。
高尾氏曰く、ソロの依頼が来たときは直接の面識は無かったそうだが、ネットを介して音源のやりとりをしながらソロをレコーディングしていったとのこと。

この"Hey, Dynamics"のマスタリングはマスロック/ポストハードコアのジャンルで評価の高いカリフォルニアのDance Gavin DanceやソルトレークシティのEidolaなどを手がけたKris Crummet.

ゲスト参加したギタリスト高尾真之が在籍するCyclamenはもともとはヴォーカルの今西義人を中心にイギリスのレディングで結成されたバンドで、国際的な人気も高い。

こんな楽曲もやっている。

CyclamenがタイのシンガーStamp Apiwatをフィーチャーした"The Least".

話をHaiku-Like Imaginationに戻すと、彼らは2017年に結成され、この曲がレコーディング音源としては初めてのリリースだという新人バンドだが、新人にしてこの国際性。
このブログでも何度も書いている通り、コアなジャンルになればなるほど国境や国籍は全く意味をなさなくなる。
彼らについても、もはやインドのバンドだとか考えることにあまり意味はないのかもしれない。
以前来日したデスメタルバンドのGutslitのようにHaiku-Like Imaginationが来日公演をしたり、インドのフェスでライブしたmonoのようにCyclamenがインドでライブを行ったりということも十分にありうることなのだ。


(2019.4.15追記 ついにHaiku Like Imaginationのデビューアルバム"Eat Lead, Motherbuzzer"が全曲リリースとなった。こちらのBandcampから全曲再生&ダウンロード購入可能!奇妙で複雑で激しくて美しい、マスロック/ポストハードコアの名盤!)
https://haiku-likeimagination.bandcamp.com/releases


インドのこのジャンルのバンドとしては、日本文化からの影響を全面に出したデリーKrakenも活躍している。
 (彼らのことを紹介した記事はこちら「日本の文化に影響を受けたインド人アーティスト! ロックバンド編 Kraken」)

以前北東部アルナーチャル・プラデーシュ州のデスメタルミュージシャンTana Doniから紹介してもらった同郷のマスロックバンドSky Levelも先ごろデビューアルバムをリリースした。


こうした世界的にもメインストリームとは言えないコアなジャンルでも、レベルの高いバンドが各地にいるのがインドの音楽シーンの底力だ。
次回は、また別の日本との繋がりのあるミュージシャンの続報と、インディーミュージシャンの苦労について書いてみたいと思います。
それでは!



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goshimasayama18 at 16:42|PermalinkComments(0)

2018年11月18日

ワタシ?キモチヨウカイ?俳句のような想像力?日本語の名前を持つインドのアーティストたち!

これまでにこのブログでは、スタジオジブリなどの日本文化に影響を受けたエレクトロニカ・アーティストのKomorebiや、日本のカルト映画「鉄男」の名を冠したトラックをリリースしたコルカタのテクノ・ユニットHybrid Protokol、日本文化への造詣が深すぎるロックバンドのKrakenを紹介してきた。
北東部ナガランドでは日本のアニメやコスプレが大人気だというのも先日書いた通りだ。
とはいえ、欧米文化や韓流アーティストに比べると、インドでは日本文化はまだまだマイナーな存在。
インドの音楽シーンを扱う媒体でも、欧米の人気アーティストやK-Popの話題はよく目にするが、日本の音楽シーンについてのニュースは全く見たことがない。
(ドラえもんのような子ども向けアニメはかなり人気があるようだが)
そんなインドにもかかわらず、またしても日本語のバンド名を持つ面白いアーティストを発見したので、今回は3組まとめて紹介します! 

まず紹介するのは、バンガロールのドラムンベースアーティスト、その名もWatashi.
ワタシ。
そう「私」だ。
なんという斬新なアーティスト名。
つい先ごろ大注目レーベルのNRTYAから発表したばかりの新曲、'In-A-Morato-Rium'を発表したばかりなのだが、Soundcloudの貼り付け方が分からないので、こちらから別のサイトに飛んで聞いてみてほしい。
https://soundcloud.com/nrtya/watashi-in-a-morato-rium

曲もかなりかっこいい!
こちらはバンガロールのクラブ、Kitty Koでの今年1月のDJの様子。
動画で見る限り、けっこうイケメンなWatashiなのだった(いや、だから、私じゃなくてWatashiのことです)。

このWatashiという(日本人にとっては)不思議なアーティスト名は、本人に聞いてみたところ、もともとは彼のメールアドレスであった'Watashi Wa Yogi San'から取ったものらしく、さすがに長くて覚えにくいので、'Watashi'に省略したとのこと。
子どもの頃にたくさんのアニメからの影響を受けたという'Watashi'.
早くフルアルバムが聴いてみたいアーティストの一人です。


続いて紹介するアーティストは、ムンバイ出身の5人組バンド、Kimochi Youkai.
自分たちの音楽をヒップホップ、ジャズ、R&Bと自称しているが、聴く限りではロックやレゲエやジャムバンド的な要素も感じられる音楽性だ。
彼らもSoundcloudにはまだこの1曲しかアップしていないが、なかなかの心地よいグルーヴを聴かせてくれている。
アメリカのヒップホップグループBlack Streetが1996年に発表した'No Diggity'のレゲエカバーを聴いてみてください。
https://soundcloud.com/user-186337827

ライブの様子はこちらから。

彼らのFacebookによると、Kimochi Youkaiは'feel good demons'という意味とのこと。
うーん、ちょっと惜しいかな(笑)
Kimochi Youkaiは、音楽を通じて人々をいい気持ちにさせることを唯一の目的としたグループだそうで、彼らが言いたいのは「気持ち(Kimochi)」じゃなくて「気持ちいい」なのかもしれない。
いずれにしても、彼らのサウンドを聴く限り、人々をいい気分にさせるっていう目的はほぼ達成されているように思える。
彼らもまたフルアルバムが待たれるアーティストだ。

最後に紹介するのは、KrakenPineapple Expressとも共演経験のあるバンド、Haiku Like Imagination.
「俳句のような想像力」とはこれいかに。
バンガロールのマスロック/ポストハードコアバンドである彼らのサウンドはこんな感じ!

これまたかっこいい!
彼らにバンド名の由来を聞いてみたところ、5拍子や7拍子といった、奇数の変拍子を使うことが多いマスロックを演奏しているので、五七五の「俳句」をバンド名に取り入れたとのこと。
なるほど!よく考えたなあ。
彼らはデビュー音源を現在作成中で、なんとその後は日本ツアーも企画しているとのこと。
またしてもなんとも楽しみなアーティストだ。

今回紹介した3組はいずれもまだ新人ミュージシャンではあるけれども、徐々にメディアの露出に取り上げられるようになってきた有望株。
そして3組とも名前こそ日本語だけど、音楽性は三者三様で、そして音楽面からはこれといって日本の影響を感じないのがまた不思議だ。 
日本語の響きが、英語でもインド風でもない、独特な雰囲気を醸し出しているのだろうか。

そういえば、90年代にイギリスにUrusei Yatsuraっていうバンドがいたのを思い出した。
確か彼らは著作権だかの問題で、Yatsuraと名前を変えさせられたうえに、大して売れることもなく解散してしまったように記憶している。
今回紹介した3組には、願わくば末長く活動してもらって、そしてできればここ日本で彼らのパフォーマンスが見てみたいものだ。 
がんばれよ!




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goshimasayama18 at 00:23|PermalinkComments(0)