イベント

2020年10月24日

11/8(日)、11/15(日) オンラインイベント 『STRAIGHT OUTTA INDIA インドあの街この街ヒップホップの旅』開催!



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TwitterやFacebookでもすでにご案内している通り、11月8日(日)と15日(日)に、オンライントークイベント『STRAIGHT OUTTA INDIA インドあの街この街ヒップホップの旅』を開催します!
(リアルタイムで見られない方もオンライン視聴可能ですが、申し込みは11月15日の昼12時まで)

"STRAIGHT OUTTA INDIA"というかなりヒップホップなタイトルに、テレビ東京のゆるい旅番組みたいな「あの街この街ヒップホップの旅」という副題をつけてみました。
ただいま全力で準備中なのですが、タイトルの通り、コアな音楽プログラムであり、気楽な旅番組&トーク番組でもあり、かつインド社会を扱った硬派なドキュメンタリーでもある、という内容になりそうです。
あとグルメ番組の要素も少しだけ入ってくるかな(インドのラッパーは地元の自慢の食べ物をリリックやミュージックビデオに入れがち)。

第1回の南・西編ではムンバイ、プネー、ゴア、ベンガルール、ハイダラーバード、タミルナードゥ、ケーララのラッパーたちを特集。
第2回の北・東編ではデリー、パンジャーブ、カシミール、ラージャスターン、ジャールカンド、ビハール、コルカタ、オディシャ、北東部に加えて、パキスタンとバングラデシュ、さらにヒップホップとインド古典音楽との融合についても特集します。

インドの地名を聞いてもよく分からないや、という人もいると思いますが、インディアン・ヒップホップの総本山ムンバイ、それぞれに個性的でクセが強い南部4州、パーティーラップとダークに二極化したデリー、ジャジーでクールなコルカタ、ポリティカルなカシミールや北東部など、それぞれに個性が際立っていて、どこも非常に面白い!
 
さらに、インドのヒップホップの歴史やサウンドの変遷といった音楽的な情報のみならず、各地の文化や地域性、名所旧跡(ちょっとした観光情報?)、伝統音楽とヒップホップの関係、宗教、社会問題など、インド特有のテーマにも果敢に突っ込んでゆきます。
なかなか知ることができない現地言語のリリックの内容も、可能な限り紹介予定。

大事なことなので太字で書きますが、この盛り沢山の内容で、たったの1,500円は安い!

インド文化入門としても、インド各地の知られざるカルチャーを知りたい方にも、お楽しみいただけること間違いなし!
まるで映画のようなミュージックビデオもあり、ヒップホップに興味がない方でもノープロブレムで楽しめます。

イベント詳細&お申し込みは、こちらから!


ZOOMのウェビナーを使ったイベントです。
「ZOOMってよく分からない」って人もいると思いますが(え?いない?)、相当機械音痴の私も使えているのであなたもきっと大丈夫なはず!
やったことない方は各自ググってみてください。

「インドとヒップホップ」というテーマのこのイベント、ちょっと唐突すぎて、あっけにとられている方も多いと思いますが、
「インドにもヒップホップってあるの?」という方も、
「ヒップホップは好きだけどインドはよく知らない」という方も、
「インドは行ったことあるけどヒップホップは聴かないなあ」って方も、
「去年公開された『ガリーボーイ』 なら見たよ!」って方も、
「インドもヒップホップもよく分からないけど、なんだか面白そう」という人も、誰も置いていかないつもりです。
ぜひ視聴してみてください!

ナビゲーターは、私、不肖軽刈田と、ムンバイ在住のシンガー/ダンサーで現地のラッパーとコラボした楽曲をリリースしたこともあるHiroko Sarah.
さらに、各回ともスペシャルゲストが参加!
第一回目はムンバイのヒップホップシーンの初期から活動しているラッパーのIbexに、現地のシーンの話をたっぷり伺います。
第二回目では、パキスタンの音楽シーンに詳しいbrowneyes (aka 黒子)さんに、私もHirokoさんも知らない現地のラッパーたちを紹介してもらいます。


いつもこの手のイベントをやった後は、このブログに紹介した曲やトークした内容を書いていますが、今回はあまりにも内容が盛り沢山すぎるので(2回合わせてブログの記事20本分くらいある)、とてもじゃないけど書けません。
濃すぎる内容は参加した人だけのお楽しみになりますので、ご了承ください!

イベントで紹介する曲は、当日までお楽しみにとっておきたいので、今回は、事前打ち合わせの結果、当日紹介しないことになった楽曲たちをいくつか貼り付けておきます。
つまり、イベントではこれと同等かそれ以上に面白い曲を紹介するってことです!


ちょっと前までムンバイを象徴するサウンドだった「ガリーラップ」を代表するDIVINEの"Yeh Mera Bombay".
ガリーラップはアメリカのストリートで生まれたヒップホップをそのままインドの路地(gully)に置き換えたムーブメントで、この曲はいろんなところで紹介してきたので、今回は別の曲を取り上げます。
ガリーラップからさらに広く、深く進化しているムンバイのシーンについては、かなり時間をかけて紹介予定です。


こちらはムンバイと同じマハーラーシュトラ州の大注目エリア、プネーのラッパーM.C. T.H.C.
前歯にグリルの入った印象的な見た目の彼は、シタールの音が入ったいかにもインドらしいトラックに乗せてかなりかっこいいラップをかましてくれていますが、この街にはさらに大注目のラッパーがいるので、残念ながら彼は落選。


バンガロールの大注目ラッパー、Hanumankind.
この短編映画のようなミュージックビデオも素晴らしいのだけど、今回は他のもっと個性的な曲を紹介することになりました。
ちなみにインドのヒップホップでサウスサイドと言ったら、アトランタとかではなくインド南部のことです。


ザ・インド!なパーティーラップも何曲か紹介しますが、こういう曲、多すぎて(笑)、この曲は残念ながら選外になってしまいました。


砂漠の中の美しい城塞都市、ジョードプルからは、平気で銃をぶっ放す超ギャングスタなJ19 Squadを紹介予定。
コワモテなこの曲も面白いんですが、ローカル色満載の他のミュージックビデオがもっと素晴らしかったので、そっちを紹介することになりました。


ジャジーで落ち着いたビートに、ローカル色満載のベンガル語ラップは、コルカタのシーンの典型的なサウンドですが、もっとかっこいい曲が他にあったのでこの曲はあえなく落選。

どうです?
インドのヒップホップ、面白いし、レベル高いでしょう?

じつは告知開始以来、かなり良いペースでお申し込みいただいていまして、ZOOMのプラン的に定員に達してしまうかもしれません。
ご視聴考えていらっしゃる方は、ぜひお早めにお申し込みください〜!
(アーカイブでも見られるので、リアルタイムでご覧いただけなくてもだいじょうぶです)

もう十分分かったよ、申し込むよ、って方は、さっきのリンクに飛ばなくても、ここからも可能です。



全力で準備を進めていますので、ぜひみなさんお楽しみに!!




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goshimasayama18 at 20:37|PermalinkComments(0)

2020年06月04日

祝『タゴール・ソングス』劇場公開! 6/7(日)ポレポレ東中野でトークイベントを行います



  • 軽刈田 凡平 × 佐々木 美佳 監督のトークセッション開催!(軽刈田はオンラインで参加)
  • 会場:ポレポレ東中野
  • 日時:6月7日(日)18:00〜の上映終了後(19:45頃から30分くらい)
  • 映画のチケットをご購入いただければ、そのままご参加いただけます。

パンフレットに拙文を寄稿させてもらっている、傑作ドキュメンタリー映画『タゴール・ソングス』。
公開直前にコロナウイルス禍で映画館が閉鎖になり、 急遽、オンライン上映の「仮設の映画館」で公開されていたこの映画、6月1日から待ちに待った劇場での公開が始まりました。


『タゴール・ソングス』は、100年前からベンガル(バングラデシュとインド東部の西ベンガル州)の人々に愛されてきた、タゴール作の「うた」がたくさん出てくる作品で、またコルカタやダッカの喧騒や、心地よい風が吹くベンガルの自然に思いっきり浸ってもらうためにも、ぜひとも劇場で見ることをおすすめします。
(私自身、最初に見たのはオンライン試写で、それでも大いに感銘を受けたので、お近くに上映館がない方は、ぜひ「仮設の映画館」でご覧ください)


そして、この素晴らしい作品にまた関わらせてもらう機会をいただきました!
6月7日(日)にポレポレ東中野での18:00〜の上映会の終了後(19:45頃)に、私、軽刈田 凡平と佐々木監督とのトークセッションを行います。
トークだけでなく、タゴールやベンガルにゆかりのある最近の楽曲たち(タゴールのいろんなカバーバージョンやヒップホップなど) の紹介なんかもしてみたいと思っています。

※時間も短いので、基本的にトーク中心で音楽をかけたりはできなさそうなのですが、その分濃いトークをお届けします!

こういう状況なので、劇場での直接のトークはまだできなくて、私は離れた場所からオンラインでの登場になりますが、30分くらいかな、短い時間だけどみなさんの前で佐々木監督とお話できるのを楽しみにしています!

映画未見の方は、絶対に心に残る素晴らしい映画なので、ぜひこの機会にご覧ください。
パンフの文章とは別に、以前書いたレビューはこちらです。


それからパンフレットも超お得です。
監督やタゴール専門家のインタビューや寄稿だけでなく、映画を何度も反芻できる、登場人物たちの言葉(映画全編分!)も収録されているので、映画の背景をより詳しく知るためにも、映画の感動をより確かなものにするためにも最適です。
ぜひ劇場や公式サイトでお求めください。
私が書いたタゴール・ソングと現代インドのインディー音楽シーンに関する文章も、佐々木監督に「激アツ」認定をいただきました。


「もし君の呼び声に誰も答えなくとも
 ひとりで進め ひとりで進め 

 もし 誰もが口を閉ざすのなら 
 もし 皆が顔を背けて 恐れるのなら
 それでも君は心開いて 
 本当の言葉を ひとり語れ

 もし君の呼び声に誰も答えなくとも
 ひとりで進め ひとりで進め

 もし皆が引き返すのなら ああ 引き返すのなら
 もし君が険しい道を進む時 誰も振り返らないのなら
 いばらの道を 君は血にまみれた足で踏みしめて進め」
 (『タゴール・ソングス』パンフレットより)

映画に繰り返し登場するこの"Ekla Chalo Re"(『ひとりで進め』)をはじめ、劇中のタゴール・ソングの訳詞も、もちろん収録されています。

映画を見た誰もが感じるであろう、ベンガルの人々の心の豊かさ。
それは、ベンガルのひとたちが持つ、「言葉の豊かさ」でもあるんだな、と最近気がつきました。
もちろん、誰もが本を読んだり、歌を聴いたりして、自分の中の言葉の引き出しを豊かにすることはできる。
でも、タゴールの詩や歌詞をもとに、親子で議論したり、若い世代に伝えようと奮闘したりしているベンガル人たちの言葉の豊かさには到底かなわないな、とも感じてしまいます。
100年前の偉大な文学者の言葉を、ただ高尚でありがたいものとして扱うのではなく、今なお、愛し、口ずさみ、一人ひとりに寄り添ってくれる共有財産としているベンガルの人々が、なんだかうらやましいなあ、と強く感じる今日この頃です。

それではみなさん、6月7日(日)にポレポレ東中野で会いましょう!

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goshimasayama18 at 12:26|PermalinkComments(0)

2020年02月03日

2月29日(土)狛江プルワリさんにて「ヨギ・シン」とインド音楽(ただし古典でも映画音楽でもないロックやヒップホップやダンスミュージック)の夜 開催!



4年に一度の2月29日(土)、狛江の「印度料理プルワリ」さんにて、またまたイベントを行います!
企画名は"Indian Night".
今後、プルワリさんではこの名前でインド関連の様々なイベントをやってゆく予定だそうで、私もちょくちょく協力させてもらうことになると思います!
皆さんお楽しみに。


【Indian Night】
2月29日(土)印度料理プルワリ (狛江駅からすぐ)
https://phoolwari.co.jp/
18:30open 19:00start
1,500円(軽めのビュッフェつき、1ドリンク別)
 
phoolwari
(プルワリさんのサイトから。当日はここまでがっつりでなく気軽につまめる軽食スタイルだと思いますが…)


今回のテーマは、ずばり「ヨギ・シン」と「ノレるインドのインディー・ミュージック」!

前半は、このブログでも何度も特集している、世界中に出没する謎のインド人占い師集団「ヨギ・シン」についてたっぷりお届けします!

ヨギ・シンの「発見」からまさかの「来日」「遭遇」、さらにその正体の考察まで、話すので、「ヨギ・シンって何?」という人も大丈夫。
さらに、今回は、まだブログには書いていない彼らが使う「トリック」の秘密、そして100年近くにわたって世界中に出没している彼らのルーツ(と思われる情報)についても紹介。
未公開写真など、ここでしか聞けない、見られない情報も用意してます。
ヨギ・シンの謎と不思議を、あますことなく紹介します!
ヨギ・シンのファン(いるのか?)はもちろん、単純に不思議で面白い話が聞きたい人も満足できること間違いなし!

後半は、食事も落ち着いてきたところで、インドのロック、ヒップホップ、ダンスミュージックなどのミュージックビデオを流してトークします。
今回はお店のマダムからのリクエストで、「ストレスが発散できそうな、ノリのいい、盛り上がりそうな曲」を中心にかける予定!

映画音楽や古典音楽ではない、インドの音楽好きの若者たちが作ってる等身大のかっこいい音楽を紹介しまくります。
いかにもインドっぽい曲から、言われなければイギリスあたりのアーティストと間違えそうなもの、とにかく激しいやつ等、いろいろ取り揃えてお届けします!
飲みたい方は好きなように飲んで盛り上がってください!
(私も何か飲みながらやるつもり)

会場のプルワリさんは、デリー出身のシェフZakirさんが腕を振るう北インド料理のお店!
マトンもベジ料理もかなり美味しいです。
アットホームな雰囲気の気さくなお店です!

Phoolwari2

2月29日(土)
18:30open 19:00start
1,500円(軽めのビュッフェつき、1ドリンク別)

お越しいただける方は、ブログのメッセージからでも、TwitterのDMでも、Facebook経由でメッセンジャーでも、それぞれにコメントを残してくれてもOKです!
みなさんにお会いできるのを楽しみにしています!
当日は楽しみましょう!!



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goshimasayama18 at 21:26|PermalinkComments(2)

2019年11月23日

11/30(土)狛江の印度料理プルワリさんで「インド人の知らないインド音楽」開催!

かねてからTwitterやFacebookで告知している通り、11月30日(土)に狛江駅すぐの「印度料理プルワリ」さんで「インド人の知らないインド音楽」というタイトルでイベントを行ないます!

11.30狛江_page-0001

8月にマサラワーラー鹿島さんと行った"Indian Rock Night"、10月にサラーム海上さん、Hiroko Sarahさんと行った"Gully Boy -Indian HipHop Night-"では文字通りロックやヒップホップというテーマで音楽紹介とトークをしてきましたが、今回は最近のインディーズ系の音楽をオールジャンルで紹介する予定!
もちろん、まだブログで紹介していないカッコいい音楽も用意しています。
今回は、こんなふうに居酒屋風?に「おしながき」を用意して、みなさんのリクエストを聞きながら進めて行こうかなあ、と考えています。
もちろんおまかせでも可。
(おしながきはまだ作成中で、まだまだ「メニュー」は増える予定)
おしながき-1


さらに、先日とうとう来日を果たした、謎のインド人占い師、ヨギ・シンとの遭遇体験談も、裏話を交えて披露します!

そして音楽とトークはもちろん、プルワリさんのインド人のご主人(デリー出身のムスリム!)が作るターリーも期待大!

果たしてどうなることやら、未知数の企画ですが、インドか音楽、どっちかが好きな人はもちろん、どっちもよく知らないという人にも楽しめること間違い無しです。
みなさんのご参加、心よりお待ちしております!


軽刈田 凡平presents 「インド人の知らないインド音楽」
会場: インド料理プルワリ (下記リンク参照 小田急「狛江駅」からすぐ)
日時: 11月30日(土) 18:30open, 19:00start (だいたい2時間くらい)
価格: 3,000円 (ターリー、ソフトドリンク付き)
予約: 軽刈田のブログ、Twitter、FacebookからのコメントまたはメッセージでOK!



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goshimasayama18 at 13:29|PermalinkComments(0)