2026年05月10日
久しぶりに謎の占い師ヨギ・シンに遭遇(その1)
久しぶりにブログを書く。
なぜ長い間ここを留守にしていたかというと、 あるまとまった原稿にかかりっきりになっていたからだ。
その話は今度あらためてさせてもらうことにするとして、今回久しぶりに書くのは、音楽じゃなくてあの謎のインド人占い師の話だ。
忙しくしていても世の中は動いている。
最後にヨギ・シンに関する記事を書いたのは2024年7月。
その後も私のもとには、謎の占い師ヨギ・シンに遭遇したという方からの情報がたびたび寄せられていた。
頻度はだいたい数ヶ月に一度くらい。
もはや東京は、バンコクやロンドンと同じようなヨギ・シン多発地帯になってしまったようだ。
たとえばロンドンやシドニーやトロントでヨギ・シンが多く出没するのは、彼らのルーツと考えられるインドのパンジャーブ系の巨大なコミュニティが存在するからだろう。
だが、東京の場合はそうではない。
ここに彼らが頻繁に現れるようになった理由は、円安で東京が彼らにとって来やすい場所になったためなのではないか。
ヨギ・シン調査がやりやすくなったのはありがたいが、そう考えるとなんだか複雑な感情にもなる。
東京でヨギ・シンに遭遇した人が、その不思議な体験の正体を探ろうとすると、だいたい私のブログがXにたどり着く。
そこにコメントを寄せてくれる方がいるおかげで、ヨギ・シン出没情報がほぼリアルタイムで分かるというわけだ。
ここまで読んで、ヨギ・シンって何のこと?
と思った方はこちらからどうぞ。
かつてはもっぱら丸の内に出没していたヨギ・シンは、その後、銀座に頻繁に現れるようになり、たまに渋谷、原宿、青山あたりでの遭遇情報も寄せられるようにもなった。
2025年の11月には日本橋近辺での遭遇報告が複数あり、何度か捜索に出かけたものの、見つけることはできなかった。
それから約半年が経過した。
ヨギ・シンは、忘れた頃にやって来る。
ここ数日の間に、ふたたびヨギ・シン出没情報が寄せられた。
ゴールデンウィークの、ちょうど原稿が一段落したタイミングで現れてくれるなんて、ヨギ・シンもなかなか気が利いているじゃないか。
今回の遭遇報告は、表参道と銀座。
5月6日のゴールデンウィーク最終日、どちらに行くか迷ったが、銀座に行くことにした。
表参道よりも我が家から近く、土地勘もあり、またなんだかんだ言っても最近の遭遇報告がもっとも多いのが銀座だからだ。
到着は3時半頃。
まずは中央通りの歩行者天国を探しにゆく。
今回の情報では、銀座にいた人物はターバンを巻いていたらしいので、目印はターバンだ。
まずは中央通りから創作を開始。
南アジア系の観光客の姿はちらほら見かけるが、たいてい彼らはカップルか家族連れで旅行している。
ひとりで誰かを物色するように歩いている南アジア系の男性は目立つので、いればすぐに見つけられるはずだ。
以前、何度か遭遇報告があった三越前の交差点にもそれらしき姿はない。
誰かを探しながら歩いている人というのは、意識するとすぐに分かるものなのだが、この通りで誰かを探しているのはたぶん私だけだ。
中央通りは活気がありすぎて、やりにくいのかもしれない。
中央通りから一本外れて、今度はすずらん通りへと足を伸ばしてみた。
ここで、一人で歩いている南アジア系の痩せ型の中年男性を発見。
ターバンを巻いていないから関係ないだろう、と思って見ていると、彼が不思議な動きを見せた。
「イイネ」マークのように手をグッドの形にして通りすがりの人に話しかけている。
見るからに怪しい。
話しかけられた人は、そのまま笑顔でやりすごしていた行ってしまったが、南アジア系の男性は、また次に声をかける人を物色している。
ヨギ・シンは、基本的に一人でいる人にしか声をかけない。
彼らは、「占い」(じっさいはマジックのようにタネも仕掛けもある)をしているところを誰かに見られることを嫌がるからだ。
ところがあいにく、このときすずらん通りを歩いていたのは、二人連れか、それ以上のグループばかりだった。
次に男が声をかけたのは、なんと中華料理屋の店先で惣菜の試食を勧めていた男性だった。
たまたま一人でいたのが彼だけだったからだろうか。
何を話しているのかは分からないが、かえって相手のペースにはまってしまったのか、ヨギ・シンと思われる男は、何かの料理の試食を食べさせられていた。
肉料理っぽかったが、彼の信仰には抵触しなかったのだろうか。
というか、まだ彼がヨギ・シンではないという可能性も残っている。
しばらく店の人と話したあと、彼はここではヨギ・シンらしき動きを見せずに、そのまますずらん通りを北東に向けて歩いてゆく。
私も距離を空けて、彼の動向を伺うことにした。
もし彼がヨギ・シンなら、彼のとなりを退屈そうに一人で歩いていれば、確実に声をかけてくるだろう。
だが、彼らの技術についてはもう何度も見てきたので、いまさら改めて、好きな色や数字を当てられたところで、新しい発見はない。
貧しい子どもたちとか、彼の所属する寺院とかに寄付を求められるのも分かりきっている。
かといって、彼に質問を重ねてみたところで、本当のことを話してくれるとも思えない。
そこで今回は、直接彼らと接触するのではなく、彼が声掛けをして「占い」を披露する様子を観察してみることにした。
彼らはどれくらいの時間で何人くらいに声をかけるのか。
声掛けをする場所をどう選ぶのか。
その様子を見ることで、分かってくることもあるはずだ。
ちょうどそのとき、向こう側から中年の女性が一人で歩いてきた。
ヨギ・シンと思しき彼は、「イイネ」のポーズをして彼女に声をかけた。
しばらくして、手帳のようなものを取り出し、メモ用紙のような紙片に何かを書いている。
間違いない。
彼はヨギ・シンだ。
10メートルくらい離れた場所からスマホを操作しているふりをしてチラチラと観察するが、もし彼が振り向いたら確実に私の存在に気づくだろう。
いきなりバレてしまうのはまずい。
そこで私は、2人の目の前にある某県のアンテナショップに入り、店内から彼らの様子を見てみることにした。
ヨギ・シンと思われる男は、中年女性に手帳のようなものを開いて見せている。
怪しまれないように視線を外していた間に、彼はひと通り、トリックを終えてしまったようだ。
女性はすこし困惑したような、しかし一定の理解と好感を示すようなあいまいな笑顔を見せている。
おそらく今、彼は貧しい子どもたちの写真を見せながら、寄付金を要求しているはずだ。
すると、女性は何か言いながらスマホを取り出し、誰かに電話をかけ始めた。
ヨギ・シンと話しながら電話をする人というのを初めて見たが、男は辛抱強く通話が終わるのを待っている。
「怪しい男がいる」と電話をしているわけではないようだ。
まもなく女性の夫と思われる初老の男性がやってきた。
おそらく「お金を払うのは自分の一存では決められないので夫に相談する」という状況だったのだろう。
女性がやってきた男性に何か話している。
これまでの経緯を話しながら、「寄付をしてあげたいんだけどどうかな」とでも言っているのか。
男性も人が良さそうな笑顔を見せながら、頷いている。
結局女性が財布を出し、いくらかをヨギ・シンに渡したようだ。
男女と別れたヨギ・シンはすずらん通りをさらに北東へと進んでゆく
何人か一人で歩いている人もいたが、彼は声をかけずに、晴海通りを左へと曲がっていった。
ひと仕事を終えたばかりで、タイミングや呼吸が合わなかったのかもしれない。
あるいは、近すぎる場所で立て続けに声をかけるのを避けているのか。
三越や和光の時計台を背に、数寄屋橋交差点の方面へと進む。
その途中、どういうわけか、彼は途中、ドラッグストアの店員や高級ブランド店のドアマンにも声をかけていた。
まだ日本に来て日が浅く、店員と一般人の見分けがつかないのだろうか。
ここでは彼は、トリックを見せることなく、スマホを見せて何か話している。
途中、店員が数寄屋橋交差点方面を指さしていたりもしたので、道を尋ねているのかもしれない。
店員に何を話していたのか確認したかったが、それでは自分が怪しい人物になってしまうし、その間に彼を見失っては元も子もない。
ヨギ・シンは数寄屋橋交差点を渡り、右折。
首都高の高架下にあるショッピングモール「西銀座」を左手に見ながら、北へと歩いてゆく。
ここで何人かにイイネポーズで声をかけると、数人めの男性が足を止めた。
(つづく)あるいは、近すぎる場所で立て続けに声をかけるのを避けているのか。
三越や和光の時計台を背に、数寄屋橋交差点の方面へと進む。
その途中、どういうわけか、彼は途中、ドラッグストアの店員や高級ブランド店のドアマンにも声をかけていた。
まだ日本に来て日が浅く、店員と一般人の見分けがつかないのだろうか。
ここでは彼は、トリックを見せることなく、スマホを見せて何か話している。
途中、店員が数寄屋橋交差点方面を指さしていたりもしたので、道を尋ねているのかもしれない。
店員に何を話していたのか確認したかったが、それでは自分が怪しい人物になってしまうし、その間に彼を見失っては元も子もない。
ヨギ・シンは数寄屋橋交差点を渡り、右折。
首都高の高架下にあるショッピングモール「西銀座」を左手に見ながら、北へと歩いてゆく。
ここで何人かにイイネポーズで声をかけると、数人めの男性が足を止めた。
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goshimasayama18 at 12:31│Comments(0)│ヨギ・シン








