以前紹介したアーティストの近況インドNo.1デスメタルバンド Third Sovereignへのインタビュー

2018年02月23日

インドNo.1デスメタルバンド 北東部ミゾラム州のThird Sovereign

以前、インドのデスメタルバンドTop10のうち半数がインド北東部の「セブン・シスターズ」出身だという記事を書いた。
根拠となったYouTubeはこちら。



突然ではありますが、この度、このランキングで見事1位に輝いたデスメタルバンド、やはり北東部のミゾラム州出身のThird Sovereignにインタビューをすることになったので、直前特集をお届けします。
インド北東部
ミゾラム州の場所はこちら。
以前インタビューしたTanaのいるAlien Godsのアルナーチャル・プラデーシュ州は北東部の最北部、ブータンや中国に接する地域だが、ミゾラム州は北東部の最南端、東をミャンマー、西をバングラデシュに接する山間の森林地帯だ。
「ミゾ」はこの地域に暮らす先住民「ラム」は土地を表し、つまり「ミゾ人の土地」という意味の州ってわけだ。

で、なんでそのインドいちのデスメタルバンドにインタビューすることになったかっていうと、ちょうど1ヶ月ほど前、アタクシは、この記事でも書いた通り、なぜインドの中でも辺境とされる北東部にこんなにたくさんのデスメタルバンドがいるのか、知りたくて知りたくてたまらなかったんである。
そこで、 いくつかの北東部出身のバンドにSNSを通じてメッセージを送った。
なぜ複数のバンドにメッセージを送ったか。
それは、以前とあるミュージシャン(まだこのブログには取り上げていない)に取材依頼をしたところ、まったく音沙汰がなく記事にできなかったことがあり、今回はそんなことがないようにと4つのバンドにメッセージを送ったんである。

そしたら、先日記事にした通り、Alien Gods(Sacred Secrecy)のTanaがさっそく返事をしてくれて、いやな顔ひとつせずに(顔は合わせてないからわからないけど)インタビューに答えてくれた。
 本当にいいやつだ。
こういうコアな音楽に国境は無いんだということもあらためて感じた。良かった。
ああ、よかった。
これでインド北東部のメタルミュージシャンの記事が書ける。
やっぱり何人か連絡すれば一人くらいリアクションくれるものなんだな。
という微妙なタイミングの時に、Third Sovereignのメンバーから連絡が来た。
「やあ。インタビューに協力できたらうれしいよ」

お、おう。
ちょっと遅かったけど、せっかくだからいろんなバンドに話を聞かせてもらいたい。
さっそくインタビューの日時を設定。
指定の時間にメッセージを送ってみたけど、あれ?返事がない…。
どうしたんだろう…と思っていたら、その日の夜になって「ゴメン!出かけてた。今からやろう」との連絡が。
北東部とはいえさすがインド人、そういうこともあるよな…。
ずいぶん遅い時間だったので、「俺もう寝るからまたにしよう」って伝えて、すっかりそのままになっていたのだが、先日久しぶりに連絡があった。
「こないだはゴメン、で、インタビューだけどいつにする?」って。
というわけで、今週末、あらためてインタビューの機会を設けることになりました。

さて、前置きが長くなったけど、Third Sovereignの音楽、聴いてみてください。"Sarcofaga"
なんかどういうことになっているんだか分からないけど、ジャケがすごいな…。

おお!
Alien Godsのミドルテンポ主体のグルーヴィーなスタイルもかっこいいが、速くて激しくてタイト!さすがインドNo.1デスメタルバンド!
そして演奏が滅茶苦茶上手い!

この曲では、イントロにミゾラム州の昔話の語りが入ってる!
 
他の媒体のインタビューによると、音楽性にミゾ人としてのルーツも関わっているみたいで、これはなにやら面白そう!
トレモロリフが入るところがブラックメタル風でもあるし、ドラムの固く締まったサウンドはパンテラのヴィニー・ポールみたいな音像で、いろんなヘヴィーミュージックの要素が詰まっている。

というわけで、最近は久しぶりにこういう音楽にどっぷり浸かっているのです。
インタビューの模様は次回でお届けします。
お楽しみに! 

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