(100回記念特集)謎のインド人占い師 Yogi Singhに会いたいワタシ?キモチヨウカイ?俳句のような想像力?日本語の名前を持つインドのアーティストたち!

2018年11月13日

(100回記念企画)謎のインド人占い師 Yogi Singhの正体

前回のあらすじ:
1930年代を舞台にしたミャンマーの小説。
1990年代のバンコク、カオサン。
2010年代のロンドン。
あらゆる場所に出没する謎のインド人占い師の情報が、さまざまな国の本や新聞、そしてインターネットで報告されていた。
調べてみると、「彼」は他にもカナダやオーストラリアやマレーシアなど、世界中のあらゆる場所に出没しているようだ。
「彼」の手口は、手品のようなトリックを使って人の心の中を的中させては、金品を巻き上げるというもの。
時代や場所が変わっても、全く同じ手口が報告されていた。
シク教徒のようなターバンを巻いたいでたちで現れ、ときに「ヨギ・シン(Yogi Singh)」と名乗る「彼」。
まるでタイムトラベラーのような「彼」はいったい何者なのか。
複数のインド人に聞いても、その正体を知るものはいなかった。
「彼」の存在に気づいた世界中の人々が不思議に思っているが、誰もその答えは分からない。
私はシク教徒のなかに、そのような占いを生業にする集団がいるのではないかと考えたが…。


(続き)
「彼」の正体はひょんなことからあっけなく判明した。
大谷幸三氏の『インド通』という本(白水社)に、その正体が書かれていたのだ。
ノンフィクション作家で漫画原作者でもある大谷氏は、1960年代から70回以上もインドに通い、元マハラジャから軍の要人まで多彩な知己のいる、まさにインド通。
この本の「クトゥブの予言者」という章に、「彼」の正体と思われる答えが書かれていた。

このエピソードもまた、思い出話から始まる。
それは彼が2度目にインドを訪れた時の話。舞台はデリーだ。
大谷氏が郊外の遺跡「クトゥブ・ミーナール」を訪れた時のこと。
クトゥブ・ミーナールは、いまでは観光客で賑わう遺跡だが、当時は人気もまばらな場所だった。
そこで、大谷氏は予言者だという白髭に長髪姿の老人に声をかけられた。
老人は唐突に大谷氏の家の庭にある松の木の本数を的中させ驚かせると、こう不吉な予言を言い残した。
「お前は人生のうちに、三十二度インドへ帰ってくるであろう。このインドの天と地の間で、お前は名声と富を得るだろう。そして、三十二度目のインドで死ぬであろう」 

この謎の預言者が「彼」なのではない。
話は続く。

インドに魅せられた大谷氏は、予言通りにその後何度もインドを訪れることになる。
そこで出会ったインドの友人たちにあの占い師のことを伝えると、彼らは皆本気で心配した。
あの預言者はお金を要求しなかった。
金銭に執着しない聖者のような占い師は、詐欺師まがいではなく本物の予言者である可能性が高いからだ。
ある友人がその占い師の消息を探すと、彼はもう亡くなっているらしいことが判明する。
これは悪い知らせだ。
死んだ占い師の予言を覆すことはできない。
友人たちは、大谷氏に、一回のインド滞在をできるだけ長くして、三十一回目にインドを訪れたら二度と戻ってくるなと真剣に忠告した。
少なくとも当時のインド社会では、力のあるものによる予言は、極めてリアルなものと考えられていたのだ。

そんな中、ただ一人この予言を信じず、真っ向から否定する友人がいた。
彼の名前はハリ・シン。
占い師の家系に生まれた、シク教徒だ。
彼は、全ての占いは欺瞞であると言って憚らなかった。

彼のこの態度は、家族の生業と自分の運命に対する、複雑な気持ちによるものだった。
彼の父は高名な占い師だった。
それなのに、なぜ家族は裕福になれなかったのか。
未来を知る能力があるのに、なぜ幸せな未来を手に入れられなかったのか。
自分の境遇へのやるせない思いが、「占い」への疑念や憤りへと変わっていったのだ。
彼は、酒に酔うと、小さい頃に仕込まれた、相手が心に浮かべた数字や色を当てるトリックを、簡単なまやかしだと言って披露しては悪態をついた。
(しかし、この本に書かれているトリックでは、相手の母親や恋人のような固有名詞を当てることはほぼ不可能で、依然として謎は残るのだが)

インドでは辻占は低い身分の仕事とされる。
さきほど「金銭に執着しない占い師は詐欺師まがいではなく本物の予言者」と書いたが、これは「お金のために占いを行う辻占は詐欺師同然」ということの裏返しだ。
ハリ・シンの出自は、彼にとって誇らしいものではなく、憎むべきものだった。
彼は小さい頃に家を出て、占いではなく物売りをして生計を立てていたが、それでは食べてゆくことができず、皮肉にも彼もまた占い師になる道を選ぶことになる。
「逃れようとしても逃れられないのがジャーティだ」とブラーミン(バラモン)の男は言ったそうだ。

ハリ・シンは、インディラ・ガンディー首相暗殺事件に端を発するインド国内でのシク教徒弾圧を避け、子ども達の教育費や結婚資金を稼ぐため、オランダに渡ることを選んだ。
外国で占い師として稼いだお金を、インドに仕送りとして送るのだ。
字も書けないというハリ・シンが、占い師という職業でどうやって就労ビザを取ったのか、いまひとつよく分からないが、そこはインドのこと、裏金や人脈でどうにかなったのだろう。

もうお分かりだろう。
ハリ・シンもまた、世界中で例の占いをして日銭を稼ぐ、「彼」らのひとりだったのだ。
オランダにもまたひとり「ヨギ・シン」がいたということだ。

ミャンマー、タイ、オーストラリア、イギリス、カナダ、インドネシア。
世界中で「詐欺師に注意!」「不思議!わたしの街にも同じような人がいた!」と報告されている「彼」。
その一人は、自らの家業を憎みつつも、家族のために異国の地で辻占を続け、その稼ぎを故郷に仕送りをする男、ハリ・シンだった。
世界中のヨギ・シンに、きっとこんなふうにそれぞれの物語があるのだろう。
海外で必死で稼いだお金で、「彼」は娘たちの持参金を払い、立派な結婚式を挙げる。
息子たちに質の高い教育を受けさせ、優秀な大学に通わせる。
占い師ではなく、もっと別の「立派な」仕事に就かせるために。
そして、ヨギ・シンの子どもたちはエンジニアに、企業のマーケティング担当者に、どこかのいい家のお嫁さんになる。
医者や弁護士になる人もいるかもしれない。
ヨギ・シンの子どもたちは、もう誰もヨギ・シンにはならない。
誰よりも、ヨギ・シン自身がそれを望んでいるはずだ。
たとえ、成功した子どもたちに、家族代々の仕事を古臭いまやかしだと思われるとしても。

インドにおいて、正統な伝統に基づく占いは、社会や生活に深く溶け込んでいる。
どんなに時代が変化しても、インドから伝統的な占い師がいなくなることはないだろう。
ただ、世界中で報告されている「ヨギ・シン」スタイルの占い師に関してはどうだろう。
彼らの子どもたちが誰も後をつがなかったとき、この守るべき伝統とも考えられていない占い師たちは、歴史の波間に消えていってしまうのだろうか。
このまま「彼」の存在は、知る人ぞ知る、しかし世界中に知っている人がいる、マイナーな都市伝説のひとつになってゆくのだろうか。

2050年の「ヨギ・シン」を想像してみる。
先進国で誰にも相手にされなくなった「彼」は、ようやく経済成長の波に乗ることができたアフリカの小国に辿り着く。
いかにも成金といった風情の身なりのいい男に、ターバンを巻いたインド人が声をかける。
「あなたの好きな花を当ててみせよう」
誰も知らないが、実は彼こそは最後のヨギ・シンだった。
一族の結束はいまだに固いが、この占いのトリックができるのは彼が最後の一人だ。
仲間たちはみな、エンジニアやビジネスマンになり、少数の占い師の伝統を守っている者たちもコンピュータを駆使した新しい方法で占いを行っている。
「彼」もまた子どもたちを大学に行かせるために異国の地で辻占をしているが、子どもたちには後を継がせないつもりだ。
「彼」自身も知らないまま、ひとつの伝統と歴史がもうじき幕を降ろす。

あるいは、「彼」はデリーの郊外あたりに作られたテーマパーク「20世紀インド村」みたいなところで、「ガマの油売り」よろしく伝統芸能のひとつとしてその手口を披露しているかもしれない。
若者たちが物珍しげに眺めている後ろで、年老いたインド人は懐かしそうに彼を見つめている。
パフォーマンスを終えた「彼」に、「ずっと探していたんだ」と話しかける日本人がいたら、それはきっと私に違いない。

話を大谷氏の本に戻すと、このエピソードはまだ終わらない。
あの不気味な予言のことだ。
時は流れ、大谷氏に三十二回目のインド訪問がやってくる。
そこで虎狩りの取材に出かけた大谷氏はあの不吉な予言を思わせる、信じられない目に合うことになる。
詳細は省くが、この章では例のヨギ・シンの辻占以外にも、インドの占い事情が詳らかに紹介されていて、非常に興味深い内容だった。
インド社会のなかで、占いという超自然的な力がどんなふうに生きているのかを知りたい方には、ご一読をお勧めする。

子どもたちも皆結婚し、初老になったハリ・シンは、今となってはもう父を罵ることもなく、こう言っているという。
占い師は自分で自分を占うと、力を失うんだ、と。
彼は、思うようにならなかった運命を、諦めとともに受け入れたのか。
それとも、家族を養う糧を与えてくれた代々の家業を、誇りを持って認めることができたのだろうか。

それにしても、これはいったい何だったんだろう。
たまたま読んだ本と新聞で見つけた「彼」は、インターネットで世界中が繋がった時代ならではの都市伝説の主人公になっていた。
その「彼」の正体は、秘密結社ともカルト宗教とも関係のない、伝統的な生業を武器にグローバル社会の中で稼ぐことを選んだ、インドの伝統社会に基づく「ジャーティ」の構成員たちだった。

これが私がヨギ・シンについて知っていることのすべて。
日本から一歩も出ないまま、インドに関する不思議を見つけ、そしてその答えが分かってしまうというのも、時代なのかな、と思う。

「彼」の正体を知ってしまった今、もし「彼」に出会うことがあったら、いったいどんな言葉をかけられるだろうか。
「彼」に占ってほしいことは見つかるだろうか。
それでもやっぱり、会ってみたいとは思うけれども。 
(世界中での「彼 」の出没情報は、「Indian fortune teller」もしくは「Sikh fortune teller」で検索すると数多くヒットする。ご興味のある方はお試しを)


2019年11月18日追記:
この記事を書いてから1年、まさかここ日本を舞台に続編が書けるとは思ってもいなかった。
予想外の展開を見せる続編はこちらから。


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goshimasayama18 at 00:04│Comments(27)ヨギ・シン | インド本

この記事へのコメント

1. Posted by イチ   2019年11月06日 15:49
いま東京丸の内で会いました。
丸めた黄色い紙を使っていました。
8000円支払いました。
2. Posted by イチ   2019年11月06日 15:50
あの人は何者だろうとググってここに辿り着きました。
3. Posted by 軽刈田 凡平   2019年11月06日 21:05
なんと!イチさん貴重な情報ありがとうございます!
まさか「彼」が来日しているとは思いませんでした。
できれば詳しく伺いたいです!
もしよろしければ、このブログのメッセージ欄か、TwitterのDMか、Facebook経由でご連絡いただけたらうれしいです。
彼の身なりや年齢や、出会った詳しい場所、どう話しかけてきたか等、めちゃくちゃ聞きたいです!

https://twitter.com/Calcutta_Bombay
https://www.facebook.com/軽刈田凡平のアッチャーインディア-読んだり聴いたり考えたり-2041438829451377/
4. Posted by イチ   2019年11月07日 08:05
昨日(11月6日)13時30分ごろ、私は友人と東京駅の近くでランチを済ませた後、リモコンの電池を買うために有楽町ビックカメラに行き、それから職場(丸の内)に戻ろうと国際フォーラムの横を歩いていると、50歳くらいのスーツを着たインド人にexcuse meと呼び止められました。
私は道でも訊かれるのだろうと思ったところ、「あなたの眉間からエナジーが溢れている、正直な人だ、でもネガティブに考えると事態は悪い方に行く、ポジティブに考えるように」とアドバイスを受けました。
私は転職したてなので貴重なアドバイスだと思って、感謝を伝えると、彼はパンジャブ出身であり、ヨガを勉強していると話してくれました。
何を今成し遂げたいか、と訊かれたので転職したてなので新しい仕事でうまく行くと好いと思っている旨話すと、彼は黄色い小さい紙を黒革の財布から取り出し、何か書いて丸め、私に握らせました。そして彼はブルー以外で私の好きな色を尋ね、また10から20までの数字で好きな数字を選ぶように云いました。
私はイエローかグリーン、祖母の命日の13、と答えると、彼は色は一つを選べ、と云いました。私はグリーンと答えました。
5. Posted by イチ   2019年11月07日 08:06
彼は私の手から丸めた紙を取ると、それを開き、そこにはgreen 13と書かれていました。
何が起こるのか予測していなかったので、私はそこにすり替えの余地があったのか確認はしていませんでしたし、彼の動作を正確には記憶していません。
私が驚くと彼は黒革の財布をひろげ、そこには古い写真や多数の黄色い紙など入っていましたが、そこにお金を入れるように私に言いました。彼はバンクーバーに行かねばならないのでその為だと云っていました。
私はズボンの後ろポケットに手を入れ、ランチで一万円札で払ったお釣りの紙幣のうち、いちばん外側にあった5千円札を彼の財布に入れました。触ったのが千円札ならよかったのに、と少し後悔しました。
彼は次に私のパートナーの頭文字を云うよう命じました。私はWと答えました。妻は中国系アメリカ人であり本名では頭文字はSだったので、私は本名か通名かで違うと云うと、彼は「そうだろう、本名を云いなさい、だから混乱したんだ」と云いました。
実は私の妻は今年7月に他界しており、私はその旨彼に伝えると、そうか、彼女は現世に未練があり、まだここにいる、と云いました。
6. Posted by イチ   2019年11月07日 08:07
彼は、私にはMの頭文字の女性二人が現れ、一人は悪い方に、もう一人は良い方に私に作用する、と云いました。一人は何となく心当たりがあるといえばありますが、良い方か悪い方かは見当つきません。
彼はこれらの会話中もずっと小さな紙にメモを取ったりしており、そのうち一枚の紙を丸めて私に握らせました。
私は14時15分から会議があったので、そろそろ行かねばならないと彼に伝えると、彼は予め書いてあった10項目の願望の中から重要なものを3つ選べ、あと3つの花の名前から好きなものを選べ、と云い、私は仕事の成功、家族の平安、子供の幸せ、あとroseを選ぶと彼は私が握っていた紙を開くように、と云いました。
そこにはrose 2と書いてあり、彼はその2は子供の数だ、と云いました。この時は絶対にすり替えが起こらないよう、私は手の中の紙に注意を払っていました。(子供は2人です)
私は会議に行かねばならなかったので、礼を云ってそこを去ろうとすると、彼はバンクーバーに行かねばならないので3万円払え、このお金は将来、何倍にもなって私に返ってくる、と云いました。私は3万円も持ってないと答えると、そんな筈はないと彼は云いました。(実は定期入れの中に2万円くらい入っていました)
7. Posted by イチ   2019年11月07日 08:07
面倒だった私は、ランチのお釣りの8千円のうち、残りの3千円を彼の黒革の財布に入れると、彼は自分の顔を覚えておくように、と云い、少し見つめ合った後、彼はそこを去りました。
私は14時15分からの会議の後、似た経験のある人はいないか調べたくなり、ネットで検索して貴ページに辿り着いたものです。
占い詐欺だったのかもしれませんが、日本において英語であの遣り取りをするのは決して容易ではないと思われ、割には合わないと思います。
以上、ご参考になれば。
8. Posted by 軽刈田 凡平   2019年11月07日 10:54
イチさん、詳細ご報告くださりありがとうございます。
スーツ姿というのも意外でした。
言葉巧みな様子も伝わってきました。
間違いなくヨギ・シンですね!
英語で占いをするということで、日本には来ないと思っていたので、本当に驚きました。
重ねて御礼申しあげます。
9. Posted by イチ   2019年11月07日 12:12
実は私はインドとは縁浅からぬものがあり、大学の卒業旅行はインド、仕事もインドと深い関わりがあったこともあり、数年前にはインド人に騙されて、相当に嫌な思いをしたこともあります。
アガスティアの葉を自身で経験したインド駐在員からは、あれは絶対に本物だ、と、そう信じるべき理由も含め聞いたこともあり、今回のことはどう理解すべきか正直迷っています。
あの人通りの中から、私を見つけて話しかけて来た、あのインド人、まったくの偶然とも思えないのですよ。
10. Posted by イチ   2019年11月07日 12:47
と書き込んで、オフィスに戻る途中、私が会ったインド人とは別のターバン巻いたインド人が、インド人の通行人に例の占いをしてるのを発見しました。写真撮りました。
よかったら二重橋前に昼に来れば会えますよ!

ということで、やはりインチキだった模様。
写真送りましょうか?
11. Posted by 軽刈田 凡平   2019年11月07日 14:26
イチさん、追加情報ありがとうございます!
インドとはご縁のあるイチさんに声をかけたところを見ると、詐欺以外の何かがあるような気がしますね…。
この不可解さ、インドっぽいですね!

今日のターバンの男は昨日イチさんが会った男(ターバン無し)とは別ということですよね。
集団で来ているのかもしれないですね。

画像、お送りいただきありがとうございます!
いただいた画像をTwitterやブログで公開しても差し支えないでしょうか?
なんとかして近々二重橋近辺に昼に行ってみたいです。
12. Posted by イチ   2019年11月07日 14:45
写真はどうぞお使いください。
気休めに目線入れた方がいいかもしれません。

写真のターバンの人物は、私の八千円とは違う人物です。
このターゲットのインド人はこの後、走って逃げてました。
13. Posted by 軽刈田 凡平   2019年11月07日 15:08
ありがとうございます!
インド人も逃げるインド人…なんか凄いですね。
14. Posted by TK   2019年11月09日 21:36
私も昨日遭遇しました。
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夕方、日比谷駅から銀座に向かうところ、日生劇場の前でスーツの外国の方(おそらくインド?)と目が合う。

道迷ったかな?と思ったら、
「キミの顔から良いエネルギーがでてる」
「来年の一月、キミは仕事で昇進するよ」
と言われ、(そこで怪しいと思えばよかったのですが)
突然彼はメモを書き、クシャクシャにして僕に手渡しました。

「好きな色は?」
「うーん、黒かな?赤かな?」
「ひとつに決めて」
「じゃ、赤」

「好きな数字は?」
「うーん、9かなぁ、、」

彼はまたメモにサラサラと書き、
「いまキミが望むことは?」
「家族の幸せ」
「キミの手元のクシャクシャのメモと、いま私が書いたメモが一緒だったら、その夢は叶うよ」
と言われ開いてみると、、
なんと「Red」「9」と書いてある!!

と思ったら、最後に
「金くれ」
「いやいや、小銭じゃなくてペパーマネーだよ」
「1000円じゃなくて、3000円」
と言われ、1000円だけ渡して去りました。。
15. Posted by 軽刈田 凡平   2019年11月09日 22:11
情報ありがとうございます!
どうやら今来日しているヨギ・シンは「君はラッキーな顔をしている」ではなくて「顔からエネルギーが出ている」派なんですね。
活動エリアもだんだん分かって来ました!
重ねて御礼申しあげます!
16. Posted by みょ   2019年11月10日 14:38
はじめまして。
一時間ほど前にその方に突然占われ?ました。
大手町のみずほビルのあたりです。
最後に黒い石を渡されたのが印象的でした。
17. Posted by 軽刈田 凡平   2019年11月10日 14:40
本当ですか!
情報ありがとうございます!
私も大手町行ってみます!
18. Posted by 軽刈田 凡平   2019年11月10日 16:20
みょさん、先ほどは取り急ぎのお礼しかお伝えできず失礼しました。
現在、ご報告いただいた付近を捜索中です。
実は、黒い石をもらったという事例は海外の遭遇体験でも報告されており、非常に興味深いです。
もしこのコメントをご覧になったら、石をもらった経緯を詳しく教えていただけないでしょうか?
19. Posted by みょ   2019年11月10日 18:50
こんにちは、コメント返しありがたいです。
実はわたし、皆さんの書いてある手口?を2回されたんですよ。そのあとに、黒い石を渡されました。

流れ:
ベンチでごはん食べてたら、「あなたは90歳まで健康に生きる。家族も幸せになる、がお金には恵まれない」と英語でいわれる。
英語で飯を食っているので下手に相づちを打ってしまい、会話スタート。

「あなたに、12/25になったらアメリカから50000円が来るだろう。」と言われ、信じて欲しいから、と紙に何かさらさら書き始める。それをくしゃくしゃにして私の手に握らせる

その後、好きな一桁の数字は何?→3
好きな色はピンクと青と赤のどれ?→青
と答え、手に握った紙を見て、と言われるので見たらその通りだった。

その時点でpaper money が欲しいと言われたが、千円しか持ち合わせておらずそれだけ渡すと、3000と書かれる。しかし持ってないので断ると引き下がられた。
「小銭たくさん入ってない?」というコメントに一瞬固まる。

その後、またさらさらと紙に書いてくしゃくしゃにしたあと、
生まれた年は?→1989(ほんとは1990)
趣味は次のうちのどれ?→旅行
好きな国は?→オーストラリア
と答えて紙を開くと、
1989、旅行と書いてある

その後3000円をもう一度ねだられたが断ったところ、ご加護がありますように、12/25 のこと覚えておいてね、という流れで黒い石を渡されました。至って小さい、オセロの駒よりすこし大きいくらいのものでした。

もし気になる点などありましたら、お答えしますよー
20. Posted by 軽刈田 凡平   2019年11月10日 19:06
みょさん、詳細ご報告ありがとうございます!
日本で石についてご報告いただいたのはみょさんが最初です。
できれば、そのインド人の年齢、服装、ターバンやヒゲの有無など教えていただけたら嬉しいです!
21. Posted by 軽刈田 凡平   2019年11月10日 19:11
みょさん、それから図々しいお願いで恐縮ですが、もしFBかTwitterのアカウントをお持ちでしたら、以下宛に、その石の画像をいただけたら大変嬉しいです。
いろいろとすみません…

https://twitter.com/Calcutta_Bombay

https://www.facebook.com/軽刈田凡平のアッチャーインディア-読んだり聴いたり考えたり   

22. Posted by タカノY   2019年11月11日 11:56
昨日、14:30頃丸の内中通り明治生命本社裏で出会いました。上下黒のスーツにターバンといういでたちでヨギと名乗っていました。英会話は苦手ですが言ってることの内容はブログに書かれていることと同じ内容でした。私の場合は好きな色を当て、お金の話をされたので直感的にノーマネーを繰り返し足早に立ち去り被害には会いませんでした。
23. Posted by 軽刈田 凡平   2019年11月11日 17:51
タカノYさん、ありがとうございます!
ヨギと名乗っていたとの情報、貴重です!
ノーマネーを繰り返して立ち去る…お見事です。
もしや、インド旅行経験者ですか?
24. Posted by タカノY   2019年11月11日 18:05
インド旅行は未経験ですが、1980年代にアメリカ旅行で2度ほど現金を取られ、カナダで双眼鏡をとられてしまいました(笑)。今回はポケットからSuica定期券を出し「ノーマネー」を繰り返したところ、相手はバッグを指差し「マネー、ペーパー・・・イン・・・バッグ」とか言ってきましたが、ひたすら「ノーマネー」を繰り返し立ち去りました。
25. Posted by 軽刈田 凡平   2019年11月11日 18:58
タカノYさん、ご返信ありがとうございます!
とっさの対応に、きっと海外で修羅場をくぐってる方だな、と思っていましたが、やはり!
26. Posted by TK   2019年11月12日 13:55
5 さっき東京フォーラムの交差点の前で会いました。
27. Posted by 軽刈田 凡平   2019年11月12日 14:44
TKさん情報ありがとうございます!
調査してみます!

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